初選挙のお子さんを持つ親御さんへ

ライフデザイン・アカデミー学長の佐瑠女です^^

普段はあまり政治や選挙のことを話題にすることはないのですが

今回長男が18歳で初選挙となったため、親として何をしたか?

を備忘録的に残しておきたくて書きました^^

 

(期日前投票を)終わってみた感想としては、息子の初選挙という親としての初体験を通して、

18歳という年齢の子供に選挙に参加するという行動を促すことの難しさを感じました。

 

難しいなと感じたのは下記3つ

・まず、選挙に興味がない

・誰に、どこに入れるか?を親の意見を押し付けたくない
かといって本人に考えろというのも酷。

・投票日に一緒にいけない

それをどんな風にクリアしたか?をこの記事でまとめてみました^^

 

「子供が選挙だけど、どうしたらいいんだ?」と思っている親御さんがいたら、

何かのお役に立てるかもしれません。

 

18歳での初選挙・・・ぶっちゃけどうよ?

18歳から選挙権が与えられると聞いてはいましたが、今回の参院選(7/21)の投票用紙が

息子宛に送られて来て「あ・・・本当に18からになったのねw」と実感しました^^

 

 

なんでもそうですが「はじめての◯◯」っていうものは、最初にどんな経験をするか?が

その後にも影響をすると思っているので、息子の初選挙をどんな体験にするか?は

親として、とても考えました。

 

投票券が届く前に、息子宛に「よくわかる選挙の話」という冊子が届いたのですが

チビくんがいたずらをしてボロボロですww

読んでみたところで息子は「ふーん・・・」という感じ。

親の私も読んでみましたが、「ふんふん」という感じ。

 

正しいことを言われても、自分事にできない

冊子には「選挙ってこういうもの、だから投票に行こう」という内容が書かれていたのですがあまりにも正論。

真っ当すぎるぜ池上さん。。。

息子は読んではみたものの、正論すぎて全くもって自分事としてのイメージが持てていないような感じでした。

 

大人にとってはこの表現で良いと思いますが、

まだ社会に出たこともない(だって高校生ですよ?w)息子にとっては、

 

税金の使い方が〜、とか

憲法が〜、とか

 

今の自分の生活からイメージできないことを伝えられても

「ちょっと何言ってるかわからない」=「考えるのが面倒」

となってしまうんじゃないかと思いました。

 

というわけで、息子にわかる言葉で選挙を説明することにしました^^

国会は生徒会、総理大臣は生徒会長

はい、これで選挙がとても身近になりましたw

 

私「例えばさ、生徒会長が先生にばっかりヘコヘコしてさ、

自分(生徒)たちのことを完全に無視した学校の決まりとか作ったらどう思う?」

息子「ふざけんなって感じだね」

私「うんうん、じゃあ自分たちのことを考えて動いてくれる生徒会と、先生とか親とかばっかりに

いい顔するような生徒会を自分たちの投票で決められるとしたら、どっちを選ぶ?」

息子「もちろん自分たちのことを考えてくれる人たちでしょ」

私「うんうん、それの国バージョンが選挙だよ」

息子「おお、、、なるほど」

 

という感じww

私たち大人が思う以上に、子供達は「選挙とは何か?一体自分たちにどんな影響があるのか?」が

イメージできていない状態なんだなと思いました。

 

で、誰を選べばいいの??

選挙というものがどういうものなのかは分かった息子の次なる疑問は

「で、誰を選べばいいの?」

 

政党とか政策とか、候補者とかいう単語をそもそも知らないし

何を見れば情報が得られるのか?も分からない。

 

「選挙行きなさいよ」

と親に言われて、行ってみるかと思った子供達の多くが

「誰に入れればいいんだ?」という壁にぶつかるんじゃないでしょうかね。(大人もそうかもね)

投票に行かなかった理由にも「誰に入れればいいかわからなかった」

という子達が2割もいることがわかります。

ちなみに他の項目も、私が投票用紙を息子に渡して「行きなさいね」と

行っただけだったら、息子は同じ理由で選挙に行かなかったかもしれません。

最初って大事、だから近くの大人が丁寧にサポートしてあげることが本当に大事。

 

我が家はこうして候補者を選ばせました。

私は、息子が自分の頭で考えて候補者を選ぶことが大事だと思っているので

自分がどこに入れるとか、誰がいいと思っているとかいう前情報は一切伝えませんでした。

 

1・政党&政策のまとめサイトを見せて、考えに近い政党を選ばせる。

その代わり見せたのはこのサイト。

参院選の争点はいろいろとありますが、息子にとって身近な「消費税」を最初の切り口とした

政党の違いをまとめてくださっていたので、まずここを見せて、自分の考えに一番近い政党を選ばせました。

 

2・Youtubeで政見放送&街頭演説動画を見せる

続いては、選んだ政党の政見放送をyoutubeで見せました。

自分が選んだ政党の候補者が、自分の住んでいるエリアでは誰なのか?も調べて

その人の演説もyoutubeで探して見てもらいました。

意外と真剣に見ています^^

 

3・真逆の考え方の政党の政見放送&演説動画も見せる

まとめサイトで自分と真逆の考えだと思われる政党の政見放送や演説動画も見てもらいました。

似た考えと違う考えの両方に触れてみることで、自分の考えがどう変化するかを感じて欲しかったからです。

 

4・Twitterでの政党や候補者の発言やその人を支援している人の声を聞く

支援している人のリアルな声をtwitterで検索したり、候補者や政党の他の人のつぶやきを

いくつかチェックさせました。その人の周りにはどんな意見を持った人が集まっているのか?

その人たちと自分は何か共通点や違う点があるか?などを感じてもらうためです。

 

TwitterやYoutubeなど、彼らにとって身近なツールを使うことで、比較的ストレスなく

情報を取得することができていたように思います。検索めっちゃ早かったしww

こういう時に「スマホばっかり見てるのも役に立つわね」と思ったりするww

最後の難関、投票用紙の書き方

上記プロセスを経て、投票する政党と候補者を自分で選んだ息子。

本来であれば21日の投票日に一緒にいって投票するのが良いのですが、

あいにくその日は私が出張でいないのと、息子も都合がつかないとのことだったので

今回は一緒に「期日前投票」をすることにしました。

赤ちゃん連れで行ったら、選挙風船もらいました♪

 

投票自体も生まれて初めてな息子。

投票用紙に何を書けばいいのか?も当然分かっていません。

おそらく一人で投票日に行かせたら、書き方が分からず適当に書いたりして

せっかくの票を無効にしてしまうかもしれないし、「結局よく分からなかった」という

体験で終わってしまう可能性が高かったので、それだけは避けたかったのですね。

 

なので自分が選んだ候補者に確実に1票投じるために、投票用紙の書き方も

一緒に行ってチェックしてあげました。

 

だいたいさ、2回投票するなんてことも知らないもんねw

 

1枚目の投票を終えて、2枚目をもらったときの「へ?」という顔は可愛かったw

 

1枚目には候補者名を、2枚目には政党名を書いて無事に投票が完了。

最後まで私が誰に入れたかはハッキリとは伝えませんでした。

 

はじめての選挙を終えた感想を息子に聞いてみたところ

「正直まだ実感は沸いていない」とのこと。そりゃそうだね^^

 

あと数回は同じようなプロセスを辿って一緒に選挙に参加することが大事だなと思いました。

 

息子の学校では選挙の話題にはほとんどならないそうです。先生からも何も話はないらしい。

だからこそ「自分たちが生きていく社会は、自分たちの手で選ぶことができる」ってことを

選挙に参加するという行動を丁寧にサポートすることで子供達に示してあげる必要があるのだと思いました。

 

おそらく7/21に延々と流れる選挙報道も、今までとは違い「自分が投票した人どうなったかな」

という視点で見られるんじゃないかしら。

 

そんな風に意識を向けることも立派な「社会参加」だと思います。

 

選挙を終えた息子を見て、「子育ても本当にあと少しなのかな」なんて寂しさも沸きつつ。。。

でも、これからもこの子たちが生きる社会をどう作っていくか?を考えて生きていきたいと思います^^

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ABOUTこの記事をかいた人

小:野:みか(おのみか):秋田県生まれの東京育ち。実家は教会、父親が牧師という環境に育ち、多くのカップルが「結婚前教育」を受けた上で幸せな結婚生活のスタートを切る現場に立ち会ってきた。結婚、出産、起業という様々なライフイベントを経験し、人が人生の分岐点に立った時、将来を見据えて幸せを感じられる選択ができるよう「ライフデザイン的視点」でライフイベントを捉えられるアドバイスを全国で行っている。